ゴルフ場というのはやたらと障害物が多い。前回、障害物のひとつ、バンカーをクリアしたと思ったら、今度は林での打ち方を覚えたほうがいいと、ツアープロコーチの辻村明志さんに言われてしまった。
というのも、林間コースと呼ばれるホールとホールの間がたくさんの樹木で区分されたゴルフ場が多い日本では、林の中からの打ち方を知らなければえらいことになると辻村さんはいうのだ。
まず今回は、「林の方向にボールが飛んでいったらどうするか?」という基本的なところから教えてもらうことにするか。

日本は林に囲まれたコースが多いので林に入れたときの対処法はしっかり覚えておこう
日本は林に囲まれたコースが多いので林に入れたときの対処法はしっかり覚えておこう

取材協力:東京国際空港ゴルフ倶楽部
ライター:真鍋雅彦

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林に打ったらボールを最後まで見ておこう!

林の中でも普通にボールを打つのがゴルフというスポーツ

「ゴルフって林の中でもプレーをしなければいけないんですね。野球みたいに『ファール』とはならないんだ。で、林の中に入ってしまった場合はどうすればいいんですか?」

辻村 「林の方向にボールが飛んでいった場合、まず考えなければいけないのは、ボールを見つけることです」

「ちょっと待ってください。ボールを見つけなきゃいけないってことぐらいボクでもわかりますよ。自分の打ったボールを見つけりゃいいんでしょう?」

 

かなり厄介な林の中でのボール探し

辻村 「ところがどっこい、林の状態にもよりますが、あの中に入ってしまうとなかなか見つからないものなんですよ」

「ボールが入ったところを覚えていてもなくなることがあるってことですか?」

辻村 「一番厄介なのが、木に当たったとき。最悪の場合、林の中でキンコンカーンって感じで、どこに飛んでいったか皆目見当がつかないことがある。おまけに林の中は地面が荒れ放題でしょう? コースのことを良く知るキャディさんでもボールを見つけられないことがあるくらい。アマチュアゴルファーの多くは、林の方にボールが飛んでいくと、『やっちまったー』とパニック状態になり、どのあたりに飛んだかすら覚えていない人も多いですからね」

林の中は整備されていないので探すのも大変
林の中は整備されていないので探すのも大変

 

ボールを探す時はできるだけその場の状態を変えないように

「ということは、かなり広範囲をガサゴソ探し回らなければいけないわけですね」

辻村 「そのガサゴソにしても、ボール探しには犯してはならないルールがいくつかあるんですよ。特に守らなければいけないのは、その場の状態をあまり変えないこと。自分のボールがあるかどうか、また、見つけたボールが自分のものであるかどうかを確認するためなら、草や木に触れたり、曲げたりすることはOKなんですが、それをすることによって、ボールを動かしたりショットを打ちやすくしてはダメだよっていうルールがあるんです」

3探すときはボールを触らないように注意
クラブを使って探すときはボールに触れないように注意!

 

ボールの状態を変えたら元通りに戻す

「林の中だと、落ち葉の下に隠れているなんてこともありますよね。もし、元の状態を変えてはいけないというのなら、そういうボールは永久に見つからないことになるんじゃないですか?」

辻村 「ボールを確認するために、落ち葉などをどけるのは認められています。ただし、確認後は捜す前の状態に戻すというのが鉄則です。ただし、元の状態に戻すとボールが全く見えなくなるような場合は、ほんの一部だけですがボールが見えるようにしておいてもいいことになっています」

「なるほど。ズルは絶対に許さないぞって気持ちがルールからも伝わってきますね」

 

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