やばい!と思ったら暫定球を打っておこう

ボール探しの制限時間は5分

辻村 「それともうひとつ。ボールを探す時間も5分までと決められています」

4悩んでいる暇はない【修正済み】
制限時間は5分 悩んでるヒマはない!

たったの5分ですか? あっという間だな。5分経っても見つからない場合は?」

辻村 「ロストボールという扱いになります」

「あっ!それ知ってる。この前一緒にゴルフをした会社の部長が、『ロストしちゃった。1ペナね』と言いながら、ボールがなくなっただろうと思われる場所にボールを置いて、1打プラスして打っていましたよ」

 

ロストの場合は、1罰打で元の位置から打つ

辻村 「実を言うと、それは大きな間違いなんですよ。本来ロストボールになった場合は、最後にプレーした場所のできるだけ近くから、1罰打を付加してプレーをしなければいけない。だから、もしティショットを林に入れてボールが見つけられなかったとしたら、もう一度ティグラウンドに戻って第3打目として打たなければならないんです」

「そうだったんですか。部長、『わからないことは何でも聞け』なんて偉そうなことを言っていたけど、ルールを知らなかったんだな。でも、5分探しても見つけられず、そこから元の場所に戻るというのは結構な時間のロスですよね」

 

やばい!と思ったら暫定球を打っておこう

辻村 「そうなんですよ。だから、『ひょっとしたら見つからないかもしれない…』というときは、暫定球(ざんていきゅう)を打っておくことをオススメします」

「暫定球、ですか?」

辻村 「暫定球とは、『とりあえずもう1球』って感じかな。もしボールが見つからなかったら、このボールでプレーしますってことです。ルール上、暫定球を打つときは、同伴競技者に知らせないといけないことになっているので、必ず、『暫定球を打ちます』と宣言してから打ってください。どのボールが暫定球かが分かるように、最初に打ったボールとは違う番号のものを使うか、何らかの目印を付けてから打つようにしてください」

5林方向に打っちゃったと思ったら暫定球を打っておこう
林に入れたと思ったら暫定球を打っておこう!

「なるほど。ということは、同じ種類のボールを使う場合でも、番号は何種類かを用意しておいたほうがいいってことですね」

辻村 「おっしゃる通り。備えあれば憂いなし、です」

 

ボールが見つかったら、OBかどうかを確認

「ボールがなくなったときのことばかりを考えていましたが、ボールがあればペナルティを払わずにプレーを続行していいんですよね」

辻村 「もちろんです。ただし、ボールが見つかったら、そのボールがOBかそうでないかの確認はしてくださいね」

「OB? またまた新しい言葉が出てきましたね」

辻村 「OBとはアウト・オブ・バウンズの略で、OB区域内ではプレーをしてはいけませんよというルール。通常、白い杭でOB区域が示されていて、OB杭とOB杭を結んだ線の向こう側がOBゾーンになります。なお、ボールが線上にあっても、ボールの一部が少しでも境界線の中に入っていれば、OBにはならずそのままプレーできます」

6白杭より外だとOB【修正済】

「OB区域にボールが入ってしまったら、どうすればいいんですか?」

辻村 「ロストボールと一緒です。1罰打を付加して元の場所からプレーをしなければなりません。だから、OBかな?と思った時も、暫定球を打つようにしましょう」

「ということは、林に入ったら、とりあえず暫定球を打っておいた方がいいということですね」

 

杭の色によって対処法も変わってくる

「白杭の話が出ましたが、ゴルフ場には白杭とは別に黄や赤、青の杭もあるようですが、当然、それぞれに意味があって、対処法も変わってくるんですよね」

辻村 「黄杭は、コース内の海や湖、池、川、排水溝などのウォーターハザードを、赤杭は、ホールと平行して流れるラテラルウォーターハザードを、そして青杭は修理地を示しています。それぞれに対処法が異なるのですが、詳しい話はまた、別の機会に」

7色杭の種類は様々 赤杭はコースと平行して流れるラテラルウォーターハザード
赤杭や黄杭、青杭などコースにある杭は様々

「りょーかいです。とにかく、杭にはできるだけ近づかないようにします」

続く…